
4月1−2日にパリで行われたFlowconカンファレンスに参加してきました。
FlowConはソフトウェア開発の専門家が集まる国際カンファレンスで、製品開発のフローをテーマにしています。10年前に始まり、当初はリーンカンバンに焦点を当てていましたが、現在はアジャイル開発、リーン手法、継続的デリバリー、ビヨンド・バジェティングなど、チームとしてより効果的に働くための様々なアプローチを取り上げています。
フランスではアジャイルコミュニティにおける最大級イベントだそうです。
2−300人の参加者が集まっていたようで、開発者、コーチ、ファシリテーター、プロダクトオーナー、スクラムマスターが多かったようです。
ネットワーキングの時間も多く取られており、休憩の部屋ではポッドキャストステーションがあったり、参加型のミニワークショップが行われており、そして仕事がしたいという方に集中スペースも用意されていました。
セッションは面白かったですし、人がすごく親切で交流しやすい場になっていましたので英語だけ話せてもおすすめのイベントです(来年行きたい!)。

セッションを見たり、参加者と会話して思ったのですが、フランスやヨーロッパで最近以下のトピックがトレンドのようです。
- フローの最適化:Kanban、Lean、VSM、制約理論など(ヨーロッパの経済状況によって強まったそうだ)
- 人文社会科学:システム思考、メンタルモデル、マインドフルネスなど(コーチやリーダとして全体性を捉えつつインパクトを与えるアプローチの探求)
おまけ:フランス人からして日本はリーンの聖地というイメージが強いですが、おそらくソフトウェア開発における逆輸入がみんなが思っているほど進んでいない気がしています。
スライドと登壇の録画はまだ公開されていないので、今回特に印象に残った3つのセッションを簡単に紹介します。
社会的権力構造のソフトウェアへの影響
FLOWCON 2025: 🇬🇧 Power Structures and their Impact on...
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BDDの再考:2025年のアプローチ
FLOWCON 2025: 🇫🇷 Le BDD en 2025
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非ブロッキングコードレビュー
FLOWCON 2025: 🇬🇧 Non-Blocking Continuous Code Reviews,...
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