ネコの探検記#7

アジャイル、スクラム、組織作り、コーチングなどのテーマを中心に面白い記事をピックアップして紹介していきます。
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ネコの探検記#7

コーチングの仕事を周りの人にするときに、多くの場合はカウンセリングと同じものだと思われてしまい、コーチングを受けることが精神的な問題を抱えていることと誤解されがちです。

このような誤解が生じる理由として、確かに共通点があります。例えば、いずれも1対1のセッションで行われることが多いです。

しかし決定的な違いがあります。カウンセリングは状態の癒しと回復を目指すプロセスですが、コーチングは理想の状態の明確化とそれに近づけるためのプロセスとされています。

マイナスからゼロへのプロセス、ゼロからプラスへのプロセス。

コーチングを受けるということは自分の中に秘められている無限な可能性を引き出し、発揮する未来への一方を踏み出すということだと私は思っています。

さて、今週の探検で収穫したものをふりかえっていきます。

🐾 今週の冒険の収穫

Professional Playfulness: The Key to Saving our Health and Economy.
Unlocking Innovation and Well-being Through Joyful Work

仕事に遊びはあってはならない?Sjoerd Nijland氏は遊びの要素が企業にとっていかに大事かをモチベーションやエンゲージメント、そしてイノベーションと経済の観点で解説していきます。私たちの会社でも「遊び心」を大切にしています。目の前に面白くない仕事があれば少しでもハックして楽しくしようしています!皆さんも、仕事に遊び心を取り入れてみませんか?


Six Rules of Effective Communication in Difficult Conversations
Instead of engaging in healthy dialogue when it matters most, we often engage in our worst behaviour.

難しい会話は避けたがりますね。しかし、避ければ避けるほど状況が悪化し、取り返しがつかなくなってしまうこともあります。難しい会話を始めるには勇気がいります。そしてその会話をうまくナビゲートするためには大事な鉄則があります。Vinita氏はその6つの鉄則を紹介していきます。


Agile Teams: Don’t use happiness metrics, measure Team Morale
Recently, there’s been a lot of discussion in the Agile world on measuring happiness in Agile Teams. Jeff Sutherland, one of Scrum’s…

Christiaan Verwijsがアジャイルのコミュニティでよく取り上げられている「ハピネスメトリック」(幸福指標)に対してより具体的で行動につながりやすい「チームの士気」を提案します。研究の結果に基づく質問集を用いますが、チャレンジングな仕事だと思うかや、チームのためにやっている仕事に誇りを持ったいるかなど、様々な角度で士気を測ります。もしハピネスメトリックに対して違和感を持っているのなら、この記事をおススメします!

📚 今週のお勧め書籍

Risk Based Testing in Agile and DevOps Teams ebook
Learn why traditional test planning often falls short of the mark, and how modern teams address this by using risk based testing strategies.

アジャイルやDevOpsチームのためのリスクベーステステ実践ガイド:リスクベーステストの概念から実践的な実装方法まで、現代の開発環境に適した効果的なテスト戦略を学べます。QAエンジニアとしての役割で卓越する方法を探っている方には、必読の一冊です。

📅 直近のイベント

【オンライン開催】第58回 チームの雰囲気を盛り上げる!ふりかえりのファシリテーションとは? (2024/08/30 19:30〜)
# 内容 ## テーマ:チームの雰囲気を盛り上げる!ふりかえりのファシリテーションとは? ふりかえりを続けているとマンネリしたり、雰囲気が暗くなって意見が出なくなったり そんなチームの雰囲気を変えるファシリテーションについてお悩みの方はこの場を使ってディスカッションしませんか? * ふりかえりがどうしても反省会になってしまうんだけどどうしたら? * みんなが楽しく参加してくれる、そんな雰囲気どう作ってますか? * 積極的に意見がでる、そんなファシリテーションの方法を知りたい! などなど、みんなの取り組みを共有しましょう! ## LT枠について アジャイル開発にまつ…
DevOpsDays ビデオ鑑賞会 #2 (2024/08/31 20:30〜)
## お知らせ 今回から、お試しで DevOpsDays の英語動画を見ていきます! 以下を鑑賞予定です。 A Decade with DORA / Nathen Harvey DevOpsDays Seattle 2024 のプレイリストはこちらから https://www.youtube.com/playlist?list=PLzHhfz7nVWhKLRiEgNE7fgIDjaTemkvDt ## 今回の流れ 20:30-22:00 本編 ## 概要 英語のアジャイル関連の動画を見て、 海外アジャイル動向を知るとともに英語の勉強もしていきます。 ## 当日の流…
Women in Tech Night - III, Thu, Sep 5, 2024, 7:00 PM | Meetup
Join us for an enlightening evening where we listen to Women Tech Leaders. Open to all genders. 🌐 Talks are in English. Join our[ ](https://join.slack.com/t/qameetupsjapa

その他、8月のコミュニティイベントをここで紹介しています。

💎 アジャイル・テスティングの宝石と研修開催情報

スクラムガイド2020年版では「テスト」という記述が排除された。「品質」を検索すると4回でヒットしますが、いずれも完成の定義に関係しています。

  • 開発者は「完成の定義を忠実に守ることにより品質を作り込む」責任がある
  • スプリントでは、「品質を低下させない。」
  • 「スプリントレトロスペクティブの⽬的は、品質と効果を⾼める⽅法を計画することである。」
  • 「完成の定義とは、プロダクトの品質基準を満たすインクリメントの状態を⽰した正式な記述である。」

完成の定義が品質の定義であることを踏まえると、どのようにして品質を特定し、計画的に作り込んでいくかが重要なテーマになってきます。

スクラムガイドではどう進めるべきか、具体的に提示していません。なぜならチームそれぞれの状況によって効果的なアプローチは変わってくるからです。

我々のアジャイル・テスティング研修ではそういったテーマを取り扱っていきます。自分たちのチームの品質に対する意識を高めてより熟達したスクラムを目指したい方はぜひご参加ください。

開催予定

日程 言語 形式 詳細&申し込み
2024.9/12(木)-13(金) 日本語 オンサイト(東京) Scrum Inc. Japan
2024.11/07(木)-08(金) 英語 オンライン(Zoom) GrowYourAgility
2024.12/12(木)-13(金) 日本語 オンライン(Zoom) Scrum Inc. Japan

では、次の冒険でまた素敵な発見を共有することを楽しみにしておいてください!

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