今週の注目記事
今週の「ネコの探検記」ではリーダーシップ、アジャイルコーチング、ペアプログラミング、組織作りに関連する記事をピックアップしております。
Software Development
ペアプログラミングをより効果的にする方法
記事: In-Depth: How to Make Pair Programming More Effective
著者: The Liberators
ペアプログラミングの効果を最大化するための具体的な方法とベストプラクティスを紹介しています。
- 複雑なタスクこそ、ペプロを奨励する(Encourage pairing on complex tasks)
- 経験とスキルの大きすぎうギャップを避ける(Avoid big experience gaps)
- ワーキング・アグリーメントを作る(Make work agreements)
- ペアプロをスキルとして扱う(Treat Pair Programming As A Skill)
「ペアプログラミングの成功には、明確なコミュニケーションと信頼関係の構築が不可欠です。」
Agile Coaching
アジャイルコーチングの未来
記事: The Future of Agile Coaching
著者: WJ Ageling
アジャイルコーチングの現状と未来について考察し、コーチとしての役割が今後どのように進化するかを探ります。
「アジャイルコーチングは、単なるプロセス改善ではなく、組織全体の文化変革をリードする役割へと進化しています。」
Leadership
エンジニアリングマネージャーに関する6つの誤解
記事: 6 Harmful Misconceptions About Being an Engineering Manager
著者: Alex Ponomarev
エンジニアリングマネージャーの役割についての一般的な誤解を解消し、その実際の役割と責任について詳述しています。
- 技術中心な役割である(It’s a technical role)
- エンジニアなら容易になれる(The transition is easy)
- チームを支える必要はなくなる(You don’t have to serve anyone)
- チームに貢献できなくなる(You’re no longer valuable)
- トッププレイヤーであるべき(You need to be the best on your team)
- チームを助けるために自分で直接に手を付けなければならない(You have to do everything yourself)
「エンジニアリングマネージャーは単なる技術リーダーではなく、人材育成とチームの成功を推進する重要な役割を担っています。」
Building Organizations
オンボーディングを改善するための心理学的概念
記事: Psychological Concepts to Improve Your Onboarding Training
著者: Linde Loes Vergroesen
効果的なオンボーディングを設計するために役立つ心理学的な概念を紹介し、新入社員の早期定着とパフォーマンス向上を目指します。
- 心理的契約(Psychological Contract)を強化する
- 認知的閉鎖(Cognitive Closure)で不安を解消する
- 認知的過負荷(Cognitive Overload)を回避する
- 心理的安全性(Psychological Safety)を提供する
- 自己表現(Self-Expression)を奨励する
「心理的安全性を確保し、新入社員が安心して学べる環境を作ることが、成功するオンボーディングの鍵です。」
人単合一(RenDanHeYi):今後の注目すべき経営モデルになるか?
記事: ハイアール:新しい組織モデルは、中国から生まれる?
著者: Corporate Rebels(令三社訳)
中国企業ハイアール発の経営モデル「人単合一」(RenDanHeYi)の生まれた経緯と概念について解説しています。
- 従業員と顧客との距離をゼロに(Zero distance to customers)
- 従業員全員が起業家になる(Everyone is an entrepreneur)
「なぜ、伝統的なモデルを破壊するのか?なぜなら、組織が成功するのは、その組織が存在する時代に適合しているときだけだからです。企業のいわゆる『成功』は絶対的なものです。意識的にせよ、無意識的にせよ、時代の流れに同調した結果なのです。しかし、時代とともに変化する流れに同調し続けることは難しいのです」
直近の注目イベント
その他、7月のコミュニティイベントをここで紹介しています。
研修のご案内
yamanecoとAgoraXが開発した「アジャイルテスティング研修」は、Scrum Inc. Japanとの共同開催により、2024年9月12-13日(木・金)にパブリック研修として実施されることになりました。
この研修を通じて、アジャイル・テスティングとは何かを理解し、明日から実践に移せる具体的なプラクティスを学ぶことができます。
Day1 |
Day2 |
イントロダクション: • マインドセットのシフト • アジャイルの必要性を理解する |
アジャイルテストのプラクティス(II/II): • 実例仕様(Specification by Example) • 受け入れテスト駆動開発(ATDD) • CI/CDとテスト自動化を使用して、早期に、頻繁に「完成」を達成する • 振る舞い駆動開発(BDD) • ユーザ視点の強いテストにより開発を駆動する方法 • 継続的インテグレーションとテスト自動化 |
アジャイル、スクラムの起源 |
AIでテストの有効性を高める |
品質を意識しながら「リリース可能なインクリメント」と「完成の定義」をどう定義するか |
アジャイルテストに適した測定指標とは |
アジャイルテストとは |
アジャイルテスター&シナリオ演習 |
アジャイルテストのプラクティス(I/II): • ペアテスト • 探索的テスト |
現場の導入に向けた研修まとめ |
詳細及び申込みに関してはScrum Inc. Japanのサイトをアクセスをしてください。
それでは、次回のニュースレターもお楽しみに!