今週の注目記事
「ネコの探検記」シリーズを始めました。アジャイル、スクラム、組織作り、コーチングなどのテーマを中心に面白い記事をピックアップして紹介していきますので、ぜひご覧ください。
スプリントレビューの重要なメトリクス
記事: Seven Simple Metrics for Your Sprint Review
著者: Worth Am
スプリントレビューを成功させるためのシンプルなメトリクスを7つ紹介しています。これらのメトリクスは、チームのパフォーマンスを客観的に評価し、改善の機会を見つけるのに役立ちます。特に興味深いと思ったのは以下の3つです:
- プロダクトオーナーは発言よりも質問を多くしていますか?
- レビューが始まってから最初の質問がされたまでにどのくらいの時間が経ったか?
- 本番環境でデモされた機能はどれくらいあったか?
「スプリントレビューは、単なるデモではなく、チームの成果を評価し、次のステップを計画するための重要なミーティングです。」
スクラムの第一原理
記事: First Principles in Scrum
著者: Jeff Sutherland
スクラム生みの親ジェフ・サザーランドの最新作!この本は、スクラムの基本原則を物理学や生物学、心理学などの視点から解説しています。著者の洞察と経験を通じて、チームの生産性を最大化し、予測可能性を高める方法を紹介しています。スクラムの理論だけでなく、実際の成功事例や応用方法も含まれております。
「スクラムの成功は、基本原理を理解し、それを実践することにかかっています。」
アジャイルのコアバリューを再評価
記事: Reclaiming Agile’s Core Values
著者: Alistair Cockburn
アジャイルマニフェストの考案者の一人、アリスター・コックバーン氏がアジャイルのコアバリューについて考察します。多くの人がアジャイルの基本的な価値観を見落としていることを指摘し、その重要性を再確認します。
「アジャイルの基本に立ち返ることが、真のアジャイルを実践する第一歩です。」
グッドハートの法則
記事: Goodhart’s Law
著者: Sketchplanations
グッドハートの法則について簡潔に説明しています。この法則は、測定される指標が目標になると、その指標が有効性を失うというものです。
デベロッパーの従来な生産性を超えて
記事: Beyond Developer
著者: Sandeep MVP
従来の開発者の生産性測定方法(例えば、コード行数やタスクの完了数)は、しばしば開発者のモチベーションを低下させ、創造性や革新性を抑制する結果となります。このアプローチは、長期的には組織全体のパフォーマンスに悪影響を及ぼします。
この記事では、開発者体験(Developer Experience, DX)を中心に据えた新しい生産性評価のアプローチを提案しています。開発者が成長し、満足感を得られる環境を整えることが、組織の生産性向上につながります。
次回のニュースレターもお楽しみに!