Scrum Fest Okinawa 2023に行ってきました!

スクラムフェス沖縄 | Scrum Fest Okinawa 2023スクラムフェス沖縄はアジャイルコミュニティの祭典です。 ・アジャイル開発をこれから始めようという人 ・とりあえずやっているけど、これで良いのか悩んでいる人 ・より良いソフトウェア開発・運用のやり方を探している人 ・チームや組織の人間関係を良くしたいと思っている人 ・アジャイル開発に取り組む仲間が欲しい人 立場の異なる様々な人々が集まり、交流を通してアジャイルについての学びや気づきを得られる場です。この2日間を通じ、参加者同士でスクラムやアジャイルプラクティスについての知識やパッションをシェアするだけでなく、ここで出会ったエキスパートに困りごとを相談することもできます。Scrum Fest Okinawa スクラムフェス沖縄は名前の通り、12/8,12/9に沖縄県沖縄市で行われたスクラムの祭典です。詳しくは上記リンクを参照して下さい。 何故スクラムフェス沖縄? 筆者は東京近郊に住んでいます。その筆者が沖縄という遠い地のスクラムフェスに興味をもった理由ですが、そんなに大げさな理由はなく、複数人の友人から一緒にいか
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Scrum Fest Okinawa 2023に行ってきました!
ラグーンコザの様子
スクラムフェス沖縄 | Scrum Fest Okinawa 2023
スクラムフェス沖縄はアジャイルコミュニティの祭典です。 ・アジャイル開発をこれから始めようという人 ・とりあえずやっているけど、これで良いのか悩んでいる人 ・より良いソフトウェア開発・運用のやり方を探している人 ・チームや組織の人間関係を良くしたいと思っている人 ・アジャイル開発に取り組む仲間が欲しい人 立場の異なる様々な人々が集まり、交流を通してアジャイルについての学びや気づきを得られる場です。この2日間を通じ、参加者同士でスクラムやアジャイルプラクティスについての知識やパッションをシェアするだけでなく、ここで出会ったエキスパートに困りごとを相談することもできます。

スクラムフェス沖縄は名前の通り、12/8,12/9に沖縄県沖縄市で行われたスクラムの祭典です。詳しくは上記リンクを参照して下さい。

何故スクラムフェス沖縄?

筆者は東京近郊に住んでいます。その筆者が沖縄という遠い地のスクラムフェスに興味をもった理由ですが、そんなに大げさな理由はなく、複数人の友人から一緒にいかないか?とのお誘いを受けていた状態で、ダメ押しにある友人から一緒に沖縄で話そうよ、いこうよと誘われ、会社の研修費用を見ると12月は余裕がありそうだったので、許可をとり、現地参加してきました。余談ですが、ダメ押しをしてくれた友達は予算がなくなったので沖縄には来ませんでした。

追加で理由を足すと、沖縄で去年スクラムフェスがあったのは知っていたのですが、都合悪く参加できなかったので、どんな様子かはずっと気になっていました。行ったら面白い人と出会えるかなっぐらいの期待値で行ってきました。

いちゃりばちょーでー

スクラムフェス沖縄はカンファレンスではなく、アンカンファレンスを掲げています。カンファレンスじゃないとはどういったものだろうか?現地で見てみるとシンプルで、キーノート的なものはなく、スポンサーセッションと、出会いを楽しむためのOSTや記者会見ワークショップ、二日目はレゴスクラムのワークショップが用意されていましたが、そこに参加するもしないも自由。いちゃりばちょーでー(一日目の開始の挨拶に実行委員会代表のいわむーさんがクイズで教えてくれたうちなーぐち(沖縄言葉))な集まりでした。

そういえば、実行委員代表のいわむーさんが開始時の挨拶の中で、沖縄弁のクイズをしてくれました。県外から来ている人も数多くいるので手加減した有名なやつ、つまりハイサイ!とかそういったもので歓迎してくれるのかと思っていましたが、実際にはどれだけヒントが出ても、なんなら答えが出てもわからないレベルの問題で熱烈に歓迎してくれました。

クイズの回答のいちゃりばちょーでーは「行き逢えば兄弟」という意味で、一期一会的な使われ方で飲み屋で使われるみたいです。

後はスポンサーセッションを聞き、ひたすら飲んだり食べたりしながら一日目を過ごしました。あの料理名はわからないけどにんにく大量の鳥が美味しかったな。

なまやさ!

二日目のクイズの答えです。なまやさ!は今でしょ!っていう意味らしいです。最初「◯◯◯◯!」と出てきたので、今度こそハイサイ!ぐらいの難易度かと思って回答したら不正解でした。そんな簡単な沖縄弁クイズは無いってことで沖縄の情熱を知りました。

OSTのお供のRUANのコーヒーとさんぴん茶

二日目の午前はOSTを中心に行ったのですが、結構な人が前日飲みすぎてて遅刻したのに勝手に沖縄らしさを感じていました。OSTの内容は本当に困っているコト、特にスクラムとか関係なく会社の困っていることや、最近の若者がわかんない!っていう素直な吐露があったり、話題の自由さが出てて好きでした。後、私自身沖縄の開発事情はよくわかっていなかったのですが、ニアショアの話題が多い感じがしました。沖縄で東京の案件を開発するみたいな話が多かったのは興味深く聞けましたし、自分自身沖縄で仕事してみたいなとも思いました。

沖縄で仕事したいなと思った要因の一つは気候です。現地は沖縄とはいえ流石に12月だし寒いのかと思っていましたが、Tシャツ一枚でもいけるぐらい温暖でした。ただずっとTシャツ一枚だと少し寒くなってくるので上着はいるなという感覚です。ちなみに沖縄に住んでる人は、私がTシャツ一枚で汗ばんでいる横で結構暖かめの格好をしてて、温かい・寒いの閾値がずれてるのを感じました。

レゴスクラムでもう一度スクラムを体感

午後からは、高江洲さんがファシリテートしてくれるレゴスクラムとOST組に分かれていき、私はレゴスクラム側に合流。レゴスクラムの詳しい内容に関しては下記の記事を参照して下さい。

レゴ®ではじめるスクラム(レゴスクラム) | ワイクル株式会社
アジャイル開発やリーンスタートアップを組織に導入。実績多数。各種トレーニング研修や書籍の翻訳も行なっています。

レゴスクラムでは最初にプロダクトオーナー(以下PO)とスクラムマスター(以下ScM)を決めます。こういった時、普段やっていない役割にチャレンジして下さいとのファシリテーターからのお声がけがあると、スクラムマスター役になるのを遠慮することが多いのですが、今回はPO役からの指名もあったので楽しくScMやりながらスクラムを再学習していました。

良いチームに恵まれ、レゴで街づくりをするワークショップで、街を作るアイディアではなく、創世記のような壮大さを持つ自由なアイディアが無限に湧いてくる楽しいチームでした。私たちチームの壮大なアイディアを実装したチームに精一杯の拍手を送りたい気持ちで今も一杯です。

与えられたタイムボックスの厳守、ふりかえりにおけるコトではなくチームを見るためのファシリテート、実装中に質問にくる他のチームのPOをタックルブロック、などなど原点に帰った行動をロールプレイできて満足感を伴う疲労を覚え、ああこれがスプリントだなと改めて学習していました。

そういえば、ペルソナ名が具志堅さんだったり、出てくる家が4LDK平屋だったり、妙なとこで沖縄っぽさが出てくるのも味わい深いものです。

レゴスクラムの様子

何を得て、来年はどうするのか?

得たものは様々、人々の会話の端々から気づきを得られました。それはスクラムフェス沖縄じゃないと得られなかったのか?と聞かれると。他のスクラムフェスとは違い少人数でアンカンファレンスを楽しむ形は会話をずっとやり続けるのに良かったこと。また現地参加の人たちとの新たな交流が気づきをさらに加速していました。さらに、スクラムフェス終了後に、実行委員代表のいわむーさんがソバを食べながらぽつりと、やりたかったことがやれた、沖縄の人と沖縄以外の人がごちゃごちゃにチャンプルーになるのを達成できた。そんな人が代表のスクラムフェスだから色々な人との会話のちゃんぷるが得られ、気づきが大量発生したと思います。

最後にこの時期の沖縄の温暖さが開放感と楽しさを追加してくれました。得たいものを得て帰ってきたスクラムフェスではなく、また来年も行きたくなったスクラムフェスでした。

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