こんにちは、Kensukeです。
スクラムフェス大阪2025で、株式会社yamanecoメンバーが行ったホラクラシーのタクティカルミーティングのワークショップを行いました。そのときに見学者として私が体験したことをまとめてみたいと思います。

https://confengine.com/conferences/scrum-fest-osaka-2025/proposal/22746

ワークショップの様子
会場は本会場から歩いて5分ほどの10人程度が入る小さなレンタルスペース。外は真夏の炎天下で、冷房を全開にしてばたばたと準備を進めて、続々と入室してくる参加者を迎え入れました。
Andreaさん、Ryoさん、Mikaさんが中心となってスライドを使って概要の説明と進行を行い、僕自身は準備やサポートをしつつ、オブザーバー的に会場を見ていました。
タクティカルミーティングは「チェックイン → チェックリストレビュー → メトリクスレビュー → プロジェクトアップデート → チェックアウト」というシンプルな流れで進みます。ポイントは 「議論をしない」 こと。事実の共有に集中することで、会議がだらだらせず短時間で終わるのが特徴です。

参加者の様子: 初めての人が挑戦する姿
1回目のデモのタクティカルミーティングでは、RyoさんがFacilitator役となり、皆さんとても上手にチェックインし、軽やかに進行。懇親会ロールや登壇者ロールといったユニークな役割もあって、「飲み会の時間を2倍にする」といった遊び心のあるプロジェクトも登場し、場が和みました。
2回目は参加者の方が勇気を出してTactical Meeting のFacilitatorを担当。「やってみないとわからない」という言葉が印象的でした。普段の会議なら自然にやってしまう質問やリアクションをぐっと抑え、「決まったプロセスを守る」ことに集中する。その姿はとても新鮮で、見ているこちらも学びがありました。
実際にやってみた人の表情や声を通じて、僕自身も「プロセスに委ねることの意味」を改めて理解できた気がします。

学びが深まった瞬間
僕は入社して数週間、まだ初心者としてホラクラシーを学んでいる立場だったからこそ、同じ初心者の方が戸惑いながらも挑戦している姿や、出てきた疑問・もやもやを正直に言葉にしている姿がとても参考になりました。
• 初心者ならではの視点:「なんでこうするんだろう?」という疑問は、慣れてくると見落としがちな前提を思い出させてくれる。
• 挑戦の勇気:完璧じゃなくてもまず「やってみる」ことが一番の学びになる。経験者がいても安心して挑戦できる場である証拠でもある。
• もやもやの価値:Meetingの最後まで疑問が残ることもある。でもそのもやもや自体が、次の学びへの入口になる。
初めて体験する人を見ていたからこそ、自分自身の理解がさらに深まったと感じています。

読んでいる方へのヒント
もしこの記事を読んで「ちょっとやってみたい」と思ったら、まずは小さく試すのがおすすめです。
少人数で一度やりかたをなぞってやってみるだけでも面白い学びが得られるかも知れません!
下記も参考にしてみてください

まとめ
HolacracyのTactical Meeting は「終わらない会議を超える」ための型。
でも実際にやってみると、その本質は「誰もが安心して役割から話せる場を作ること」にあると感じました。
そして何より、初めて体験する人の挑戦や感想からも、自分の学びが大きく深まる。
「初心者の視点」こそ、実は一番大切な気づきを与えてくれるのかもしれません。
これからは社内だけでなく、社外の仲間とも一緒に体験を重ね、多様な現場でホラクラシーを試していけたらと思います。
最後に
ワークショップに参加してくれた皆様ありがとうございます!またワークショップ中にたくさんいい写真をとってくれたスタッフの方にとっても感謝です!
終わったあとにもスタッフのことねさんにメンバーの写真をとってもらいました!
